LOVER'Sハウス
そして、最後の部屋。
ガチャっとドアを開けて、中に入った。
一目に飛び込んできたのはベッド。どうやらここは、ベッドルームらしい。
『…綺麗〜!でも、ベッドが4つしかない…。』
見ると、ベッドは全部で4つ。9人も寝れるわけがない。
一バタバタッ
あたしはみんなのいる、リビングまで走る。
『ね、みんな!』
「紗来?どうした?」
『あのさ、ベッド4つしかないけど…どうするの??』
「…あぁ。そのこと。それならもう考えてある。」
えぇ!?考えてあるの!?準備よくないか???
「修学旅行は二泊三日だろ?今日は紗来と、俺らの中の4人がこの部屋。で、明日の夜は残りの4人と紗来…ってわけ。」
『なるほど!頭いいね〜、元!さすが、生徒会長!』
「いや、それ関係ねーから。」
…そっか!なら大丈夫だね。ベッド4つでも足りるじゃんか!…って!!!ちょっと待ってよ!?
『ちょっと待った!ベッドは4つだよ?5人なら、1つ足りないじゃん!!』
「は?そんなん、誰かが1つのベッドを2人で使えばいいことだろ。」
『あぁ、そっか!って、誰が!!!!!』