LOVER'Sハウス


一その後、あたし達は夕食をすませ、部屋に戻った。


『あ、元たちは隣の部屋??』


「あぁ。じゃ、また明日な。」


元たちとドアの前で別れて、あたし達は部屋に入った。


…一日目は、陽呂、真斗、悠介、聖。+あたし。

…二日目は、元、夏野、玲先輩、刹那。+あたし。


まぁ、妥当な分け方だと思う。…でも、あたしのいない間に決めたのかな??



「紗来ー!先、風呂入ればー?」


悠介に呼ばれて、あたしは我にかえる。


『うん!じゃ、お先にー!』


リビングにいる悠介に返事をし、バスタブに向かう。


あたしはいつも寮で入っているくらいの時間まで、お風呂に入っていた。


いつもみんなは、あたしが出てリビングに行くと、「遅い」って怒るんだけどね。

しょうがないよね。女の子なんだし!


今日も長くお風呂に入って、みんなのいるリビングに向かった。


「遅いっ!」


「女って長げーよな。」


って、おいおい!ホテルに来てまでそれを言うの?


…まぁ、いいけどさ。


『みんなも入りなよ。』


「じゃ、俺お先に。」


と悠介がバスタブに走っていく。
 
 
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