LOVER'Sハウス

大切な人



一…次の日、朝



『…んん〜。……ん?』


あたしはカーテンの隙間から入る、眩しい日差しに目を開ける。


一すると…


『………えぇ!?陽呂!?』


目を開けて見れば、すぐ近くに陽呂の顔が。まだ陽呂は寝息をたてて、寝ている。


…そっか。昨日、自分で陽呂と一緒のベッド使うって言ったんだっけ。


…綺麗な顔。真斗の寝顔も綺麗だったけど…。みんな、やっぱり格好いいね。モテるのも分かるよ。


あたしはしばらく、陽呂の寝顔に見とれていた。


ってか、起きられないんですけど…。だって…陽呂があたしのこと抱き締めてるんだもん!!!!!


離れようとしても、びくともしない。…大分きつくされてるなぁ。


一陽呂の髪を優しく触る。




「………おはよ。」


『…!?!?!?陽呂!?起きてたの!?』


「今起きた。…お前が俺に触った時。」


『!?!?!?…お、おはよ////。』


恥ずかしいよー!陽呂のバカぁ。早く起きてくれればよかったのに!


『てゆーか、早く離してよ!起きられない。』


「あ?…分かったよ。」


『ん…。』
 
 
< 169 / 183 >

この作品をシェア

pagetop