LOVER'Sハウス
大切な人
一…次の日、朝
『…んん〜。……ん?』
あたしはカーテンの隙間から入る、眩しい日差しに目を開ける。
一すると…
『………えぇ!?陽呂!?』
目を開けて見れば、すぐ近くに陽呂の顔が。まだ陽呂は寝息をたてて、寝ている。
…そっか。昨日、自分で陽呂と一緒のベッド使うって言ったんだっけ。
…綺麗な顔。真斗の寝顔も綺麗だったけど…。みんな、やっぱり格好いいね。モテるのも分かるよ。
あたしはしばらく、陽呂の寝顔に見とれていた。
ってか、起きられないんですけど…。だって…陽呂があたしのこと抱き締めてるんだもん!!!!!
離れようとしても、びくともしない。…大分きつくされてるなぁ。
一陽呂の髪を優しく触る。
「………おはよ。」
『…!?!?!?陽呂!?起きてたの!?』
「今起きた。…お前が俺に触った時。」
『!?!?!?…お、おはよ////。』
恥ずかしいよー!陽呂のバカぁ。早く起きてくれればよかったのに!
『てゆーか、早く離してよ!起きられない。』
「あ?…分かったよ。」
『ん…。』