LOVER'Sハウス
「…なに今から怖がってんの?」
そうあたしに言ってきたのは、…元。元はあたしがこうゆうの苦手って、昔から知ってる。兄妹だしね。
『べ、別に。怖がってなんかないし!』
「…あ、後ろに赤い着物を着た女が…
『きゃあー−−!!!!!』
元の言葉を聞いて、その場に崩れ落ちる、あたし。目からは自然と、涙がでてきていた。
「紗来、ゴメン。ウソ。」
………は!?
「紗来、そんなに苦手なんだぁ〜。」
「…怖がりすぎだろ。」
みんながあたしの反応をみて、笑いながら言う。
って言うか、ウソかよ!!!!
『…元のバカ!みんなもバカにして!!…もういい!春奈たちのところ行くもん!!』
「は!?ちょ、紗来!?」
あたしはみんなが呼ぶのも無視して、朝食を持って春奈たちのところに行く。
「…あーあ。怒っちゃった。元のせいだよ。」
「はぁ?お前らも同罪だろ!」
「…もめる前にさ、紗来、春奈ちゃん達のとこ行ったけど、翔って奴もいるよ??」
「「えぇえぇ!?!?!?」」
玲の発言に、驚きと後悔で叫ぶ元と悠介。