LOVER'Sハウス
「…だから、俺じゃダメだなって思ってた。だから、今日は、けりつけようと思って紗来に言ったんだ。」

…翔、あなたはなんでそんなに優しいの??
 
…あたしには十分すぎるくらいの優しさだよ。


『…翔、ありがとう。』


あたしは自然と涙を流していた。
 
きっと、翔の優しさと自分のバカさに涙が出たんだ。

…翔を傷つけてしまった。あたしは、翔を好きになれなかった。
 
ゴメンね、翔。でも、友達でいて?優しさを求めてしまう時があるだろうから…。
 
翔に頼よってしまう時があるだろうから…。


…でも、これからはなんでも翔に話すね!だって、あたしの一番の男友達だもん!!



『…これからも友達でいてくれる…??』


「当たり前!気使ったりすんなよ?」


『うん…!ありがとう、翔。』


「ったく、泣くなよー!紗来は泣き虫だな!!」


『うぅ…。泣き虫じゃないもん!』



…翔、本当にありがとう。


一…そうして、あたし達はホテルに戻っていった。



一LOVER'Sは…


「…もうホテルに戻ろーぜ。」


「そうだな…。」


探しても探しても紗来はいなかった。みんなはホテルに戻ることにした。
 
 
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