LOVER'Sハウス


一少しすると、みんなが二階や一階からリビングに集まってきた。



「紗来ー、おはよ!」


『悠介、おはよう。』



朝から元気だなぁ。って、あたしも充分元気かな?



「…紗来。朝、サンキュな」


『いーえ。陽呂も早く朝食食べなよ?』



ふぅ。みんな、やっと来たし。早く起きることはできないのかな??



「…ふぁぁ。眠っ。」


『元、早く朝食食べれば?遅刻するよ!』


「…分かったよ。」


やっぱ、機嫌悪いなぁ。低血圧はイヤだねぇ。




・・・そのあと、みんなで楽しく会話しながら朝食を食べた。



「そうそう。紗来ちゃん、一年間一緒に住むんだし、僕らのことは名前で呼んで??」


『え?…いいんですか??』

「いいよね、みんなも?」


そう先輩が言うと、みんなは頷いたり、返事したり。どうやらいいみたい。


「じゃ、僕のことは玲でいいからね。」


『…玲先輩?』


「うん。バッチリ!」


『あ、あたしのことも紗来でいいですよ!』


「じゃあ、紗来ね。」





…なんか、嬉しいな。名前で呼ぶって新鮮だし、ドキドキするなぁ。
 
 
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