LOVER'Sハウス
第2章 動きだした恋心

波乱の幕開け!?



一その日の1限目。


さっそく交流会についての話し合い。



『………はぁ。』


「なにため息なんかついてんだよ。」


あたしが深いため息をつくと、隣の席の真斗が言ってきた。



『………はぁ。』


「俺の顔みてため息つくな!」



あはは。わざとやってみたんだけどな。…って、真斗に言ったらヤバイことになるのは目に見えてるけど…


『ゴメンゴメン。ってか、裏で喋って大丈夫?』


「別に誰も見てねーし。で、紗来はなにため息ついてんの?」


『…あれよ…。』



そう言って、黒板に書かれた"聖園会及び、交流会について"の文字を指す。



「…あぁ。あれか。なに?嫌なの?」


『…嫌じゃないけど……なんかやる気になれないって言うか…なんで交流会で球技大会なの??』


「球技大会のこと??…なんか理事長がどうせなら球技大会も一緒にやれって言ったらしいけど?」



・・・美奈子さんかよ!



まぁ、いいけどさぁ。球技大会やるなら、あたしはバスケやりたいな。バレーとか、痛そうだし。



一その時だった。いきなり、委員長が話し始めた。
 
 
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