LOVER'Sハウス

聖園会と交流会


一一一一一一一一……
一一一一一一一……

とうとうきた"聖園会"と"交流会"

「待ちに待った、今日がきたわね!」


『…別に待ってない。』


「紗来、機嫌悪い!どうしたのよ!」



・・・春奈が心配するなか、あたしは違うことを考えていた。



一元と春奈、なに話してたんだろう……。



…あたしは二日前に元と春奈が二人で話していた時のことを考えていた。


あのあと、あたしが壱くんに呼ばれて二人になったけど…なんか、楽しそうだった。


元の笑顔なんて、久しぶりに見た。……小さい頃に見ただけで、それから全然見てなかったから。



・・・なのに、あたし以外の人の前では笑うんだね。


一って、こんなことで悩んでるあたしって…。


「紗来?どうしたの??」


『あ、ううん。なんでもない!それより、聖園会ってなん時から??』



あたしは春奈に話しかけられ、考えることをやめた。


「えーと、9時からだっけ。大学生は8時ごろ来るらしいよ。」


『へー。』


大学生は8時ごろに来るのか。…じゃあ、陽呂もかな?



一あたし達は"聖園会"が行われる、分館に向かった。 
 
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