LOVER'Sハウス
*玲side*




…君の存在が僕の支え。



僕は小さい頃からいじめられてきた。


怖くて、痛くて、辛かった。



・・・だから、もうどうだってよかった。


世間も家族もなにもかも………。



そう思うようになってからは、僕の中には二つの人格ができた。






一高校入学。


僕は近くにある、有名な花園学園に入学した。


そして、寮に入った。


家族は心配したけど、反対されても寮に入る…と言う僕の意志に負けて、しぶしぶ許してくれた。





一僕は決めていた。



高校では、優しい人格の僕でいよう…って。


僕は、小さい頃のいじめが原因で優しい人格の僕と…ちょっと恐い人格の僕と言う、二つの人格を持った。


まぁ、人格が変わっても記憶はあって、どちらも僕だけど。






一そんな時だった。


僕が高校二年の時、一人の女の子がバスケ部に入ってきた。



…その子の笑顔は眩しくて、綺麗で、…見ているだけで気持ちが楽になった。





・・・僕はいつの間にか、その子に恋をしていた。





一君を守りたいって思った。



この気持ちにウソはない。
・・・だから気づいて……。
 
 
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