LOVER'Sハウス
「で、紗来も今日中に荷物まとめて明日行くのよ??」
『了解!!ってか、その"LOVER'S"って何人なの??』
「たしか、毎年一緒だから…8人かな?」
は、8人ー−−!?!?!?
って、多すぎでしょ!
『…なんか、先が思いやられる・・・・・・。』
「ま、がんばって!あ、そうそう!理事長には話してあるから大丈夫よ!!」
『美奈子さん!?なら、よかったぁ。安心したよ!』
美奈子さんとは、ママのお姉さん。まだ若いのに花園学園の理事長!!
あたしは美奈子さんを尊敬してるし、何より、ママのお姉さんだからね!
「姉さんには許可をもらったし、紗来のことも頼んできたから。明日から、頑張りなさいよ!」
『うん!!』
そうして、ママと笑いあった。
−この時は、まさかあたしにとって、波乱万丈な学校生活が待ってるなんて…
思いもしなかった・・・・・・。