LOVER'Sハウス

「あ!あった。あたし達って、D−Bだよね??」


『うん!そうだよ。』



歩美は積極的で、大勢の中に入っていき、あたしの手をひいて前に進んだ。


「第一試合は、B−Aとだよ!!!!!」


『了解!メンバーは!?』

「えーと、3年は…って、紗来、元先輩いるよ!?」


『知ってる。そんな驚かないでよ。他は?』


「あはは。ゴメンゴメン!他は…知らない人ばっか。1年は……あ!修平いるよ!」


『ホント??嬉しー!』



修平ってのは、バスケ部の1年生。LOVER'Sに負けず劣らず、カッコいいんだ。



バスケもとっても上手くて、あたしも負けてられないなって思っちゃう。



「じゃ、行こっか!コートはBコートだって。」


『うん。行こ!』



あたし達は試合が行われるコートに向かった。


コートはA、B、C、Dの4コート。バレーも同様だ。


無駄に広い体育館は、何千人もの人が入れそうなドームみたい。



だからバレーとバスケを同時に行うことは簡単だ。


・・・やっぱりこの学園はすごい。
 
 

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