LOVER'Sハウス
一…Bコート
あたしと歩美は人混みをかき分けて、やっとのことでコートについた。
一すると、近くからあたし達を呼ぶ誰かの声が。
「……先輩!…紗来先輩!歩美先輩!」
呼ばれた方に振り返ると、そこには修平がいた。
『修平!同じチームだね!』
「はい!よろしくお願いします!!」
「頼りにしてるよ!」
あたし達は修平と話した後、修平に言われて同じチームのみんながいる所に連れていかれた。
「元先輩!連れてきましたよ。」
「…サンキュ。修平、アップしとけよ。」
「了解っす!」
と、たんたんと話を進める元と修平。
ちょっと…いや、かなりムカつく。…あたし達は無視ですか!!
「…紗来、お前もアップしとけ。1試合目は俺と修平と真斗、…お前も出す。柿崎は2試合目な。」
「はーい!」
『…はいはい。』
…あー、あたし可愛いくない。ついついムカついて適当な返事しちゃった。
…ちらっと元を見る。
に、睨んでる!!!!!
うわーん!怖いよぉ!
そんなに怒らなくたっていいじゃない。元のバカ。