LOVER'Sハウス
一こうして、あたし達は球技大会で優勝することができた。
バレーの方も同じくらいに終わり、優勝はC−Aチームだと聞いた。
「紗来ー!」
『春奈!笑花!』
あたしと歩美が喋っているところに、春奈と笑花が走ってきた。
「紗来、優勝だって??やったじゃん!」
『うん!ね、歩美!!』
「うん!!!!」
「あたし達は負けちゃった。せっかく準決勝までいったのに!」
って、春奈は一人で怒ってる。それを笑花がなだめてた。
一四人で喋っていると、突然、元が話しかけてきた。
「…紗来、お前チームの代表で前出ろよ。」
・・・・・・・・・はい??????
『ぇえぇえぇえぇえー!ヤダよ!!人前に出るの恥ずかしいし。それに、なんか元たちから一言あるんでしょ??』
「別にいいだろ。最後にシュート決めたの紗来だし。」
いや、それはそうなんですけどね…。あたし、あんな大勢の前に出れないよ!
緊張しすぎて、倒れちゃうかも……!!!!!
「いいじゃん、紗来!LOVER'Sから一言あるんだよ??出なさい!!」
って、春奈に言われて仕方なく出ることになった。