LOVER'Sハウス
いつものように、玄関で自分の下駄箱…と言うよりロッカーに向かう。




一ガチャ…





・・・・・・え??????






う、上履きがない!!!!!!



なんで!?どうして!?あたし、どっかに置いてきた!?


いや、昨日はちゃんと入れて帰ったはず。



・・・じゃあどうして…??




「さーら!おはよう!」


『あ、…春奈。おはよう。』


「紗来??どうしたの??」


…春奈…。あたしは泣きそうになった。


あたしは気づいていた。…きっとこれは、あたしに対する…いじめ。


昨日のことが原因だ…あたしがLOVER'Sのみんなと一緒にいたから…。



「紗来?大丈夫??」


『春奈ぁ〜!あたし、どうしよう…』


「え?どうしたの!?」


『………上履きがないの…。』


「…それって……」


『うん…たぶん…いじめ。あたしが昨日、LOVER'Sといたからだ…。それしか考えられないよ…。』



一…それしか考えられない…。昨日の前の日までは、普通だったもん…。…誰がやったんだろう……。





「紗来、上履きはいいとして…このこと、みんなに言いなさい。」


『え?な、なんで…。』


春奈は真剣な顔をして話してる…。ちゃんと聞かなきゃと思った。
 
 
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