☆スィート&スパイス☆
真二は走りながら話をしていた。

時々苦しそうな表情をしても話していた。

『嫌なことや忘れたいことあったら何でも話した方がすっきりする。話すと楽になるよ。』

その言葉が心に残っていた。

1kmぐらい走って駅に着いた。

真二は肩で息するぐらい息切れしていた。

『えれぇ〜。普段、体動かしてないからすげぇ〜しんどい。』

『ずっと話しながら走ってるからでしょ!』

始めはうざいと思っていたおしゃべりもこの時には楽しく聞いていた。
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