ゆき
第1章
出会い
桜が舞い散る4月
新入りたちもまだあどけない
うちらのクラスは学校一の問題児
担任には暴力と口答えの耐えないクラス
授業中にはキャッチボールとかして遊ぶ
女子はお喋り…
こんな感じで中学3年を迎えてしまった
進路など彼らの頭の中にはない
いつものように始業式もグダグダ
次の担任は誰だ?
みんな口には出さなくても
雰囲気で解かる…
校長の糞長い話
なぜこんなにも眠くなる?笑
「え~それでは担任の先生を紹介する」
ついに来た、
喋っていた女子や男子も静かになる
ちょっとした緊張感?
「……3年B組、村上先生」
誰!?
「ねぇナナ、誰村上って」
となりの友達が話しかけてきた
「知らねぇょ」
や、でも新しい先生だってことは
解かってる
「……え~っと、3年B組の担任になりました。村上です!今年1年宜しく!」
暑苦しい
熱血って感じなんだけど
まぁ、このクラスの皆は
先生なんて信じないでしょ
この2年間でわかったんだ
先生なんて形だけだって…
自分がどう見られるか
生徒の姿は自分の評価になる
だたそれだけでうちらを怒る
だから反抗しただけ