ゆき



中学生最後の運動会は皆気合いが入っていた


運動会当日は運動会日和だった

開会式の校長の長い話は…何度聞いても退屈だ

暑い太陽の日差しの下で
応援団の選手宣誓
またさらに気合いが入る



開会式が終わり、
いよいよ競技に入る

高学年はいろいろな仕事があって汗が止まらない


自分達の競技が始まる前にばててしまう人もいるだろう



クラスリレーが始まった
全力を出し次にバトンを渡す

先生達も保護者の皆さん、生徒、みんなの声援が聞こえないくらい集中して走った


走ってる途中もあたしの目に映るのは…


青いジャージを着て生徒以上に盛り上がっている先生だった





そしてソーラン節


みんな黒いTシャツに青いタスキに身を包み、裸足の足で暑い校庭の地面を歩いていた


それぞれの位置につき

先生の声が聞こえるまで
緊張と戦っていた


「構え!!」


先生の一言で一斉に構える


曲が始まりこれまで練習してきた事を全てやり遂げた

最後のやぐらも見事に成功した





運動会が終わり

係別で後片付け


「ナナ~」


「はぃ!!!」


「テント畳むの手伝って~」


「これ!?」


「これ~」



デカイテントを畳んだ


以外とテントは重い

だけど担げばなんとかなった


「ナナ力あるなぁー」


「女だからってなめんなょ~」



自然と先生と話していると笑顔になる…






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