苺祭的遊戯(ショートストーリー集)
「そうだよ。
今回は、俺、ギターデビューするから宜しくね」
「へぇ、そうなんだー。
じゃあ、ボーカルは?
もしかして、オギワラさん?」
目がくりんとした女性が、私を見ながらそう言った。
……どうして、私の苗字をご存知なのかな?
そこの見知らぬお嬢さん?
「そうそう。
応援宜しくねっ」
さ、爽やかだ。
よくもまぁ、照れもきらいもなくここまで爽やかに笑えるもんだって思うくらい、爽やかな笑顔で、ヒコが言う。
「当然ですよ。
もうすぐですよね?」
「うん。
準備あるから、中で他の人の曲聞いておいてよ」
「はぁいっ」
ものすごく従順に返事をして、お嬢さんは友達と一緒に中に入っていく。
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今回は、俺、ギターデビューするから宜しくね」
「へぇ、そうなんだー。
じゃあ、ボーカルは?
もしかして、オギワラさん?」
目がくりんとした女性が、私を見ながらそう言った。
……どうして、私の苗字をご存知なのかな?
そこの見知らぬお嬢さん?
「そうそう。
応援宜しくねっ」
さ、爽やかだ。
よくもまぁ、照れもきらいもなくここまで爽やかに笑えるもんだって思うくらい、爽やかな笑顔で、ヒコが言う。
「当然ですよ。
もうすぐですよね?」
「うん。
準備あるから、中で他の人の曲聞いておいてよ」
「はぁいっ」
ものすごく従順に返事をして、お嬢さんは友達と一緒に中に入っていく。
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