Sweet Citrus Love 〜甘甘柑橘な恋〜


「うん。」


「わりぃな。心配させて。」


頭を掻きながら照れ臭そうに笑って言った。


「ううん。最初は信じられなかったけど、今は別に…大丈夫だよ!!でも、退学にならなくて良かった!!翔吾がいなくなったら、学校楽しくなかったもん。」


アタシは翔吾の顔が見れないから空に向かって言った。


「そっか。」


………………………。


アタシと翔吾の間に流れる沈黙。


でも何故か不思議と気まずくはなかった。


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