桜の花
芽生え
はぁ、はぁ、、、
「亜莉奈っっ!!!遅いっ!!!!」
「由乃っ、ごめっ…!」
相当怒ってるなと思いつつ、
由乃へと走っていく。
「もぉ~!なにしてたらそんなに遅れるわけ??」
「寝坊した!」
ぷっと笑った後、
「…亜莉奈らしい…」
「あ、今何て言った??こらっ!由乃ッ!!」
「あははははは!!!!」
「由乃ぉ~。。。」
いつものこと。
あたしはよく寝るタイプだから、
たいていこうなる。
・・・でも、今日はいつもと少し違った。
「あれっ?!ケアベア消えたっ!!」
「あのピンクの??」
「うん…。」
「まあ今日もうこんな時間だし、帰りにさがそ?」
「そだね…」
あれ…結構お気に入りだったんだけどなぁ。。。
桜散ってるし、同じような色だから見つけづらいだろうな…
とぼとぼ由乃についていくようにあるて行くと…
・・・ぽんっ
「!?」
なんか…肩にあたってる!?
振り向いてみて・・・
目の前でぷらんって揺れてるのは・・・
「あーーーーー!!!それあたしのっ!!!」
思ってた通り、桜にまみれていた。