私の君への想い-君想-kimisou
ある日、こんな毎日に嫌気が差し、家出をした。


家を出て行く宛のない私は死のうと思った。

(どうせいつかは見つかってしまう。なら自分で自分の命を引き取ろう…)

そう思い、どこかの学校の屋上に行った。

フェンスの上に立ち、目を瞑った瞬間…


「ねぇ?何してるのかな?」


突然男の人の声がした。

恐る恐る振り向いてみるとそこには、私と同い年だと思う顔の整った男がいた。
私は


『あなたには関係ないでしょ。』


と冷たくあしらった。
すると


「確かに関係ないと思うけどここ、学校だよ?こんな所に部外者がいるって言ったら君、捕まっちゃうよ?俺は一応関係者だから。」


意地悪く男は言った。


『通報でも何でもしたら?私は今から死ぬの。だから捕まらない。』


私はキッパリ言い切った。



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