恋愛の始め方
1☆有り得ない

☆諦められない気持ち☆

『祐依、好きだよ。』
『悠くん、本当?私も大好きー...』
本当に?あの悠くんがこんな私に振り向いてくれるなんて・・・
どうしよう、幸せすぎて私、死にそうだよー・・・


「・・・ぃ、祐依、祐依ったら!!あんた今日部活でしょ!?遅刻するわよ!」
「ママぁー!!何で起こすのさぁー(泣)!?悠くんとのラブラブしてたのにぃ!」
「悠くん、悠くんうるさいわね(怒)!もう起こさないからね。」
「やぁー!ごめんなさい、ごめんなさい!起こしてください!」


もぅ、ママはいらない事するんだからぁ!
悠くんとのラブラブ夢だったのにぃ(泣)!!
私は渋々ママに言われながら学校へ行く準備を始めた。

悠くんとは、超人気のアイドル。
女子はあのキュートな必殺スマイルで完璧に落ちる。
まぁ、私も落ちたその一員。

「祐依、今日ママ遅くなるから部活終わったら買い物言って頂戴ね?お金ココ。」
「はぁ~い。置いといてぇー」
バッタン!

ママはいつもこんな感じで家事を私に押し付ける。
今は7時20分。お皿洗いだけしていくか。
憂鬱になりながら食器洗いスポンジに洗剤をなじませた。

「~♪~~♪~~~♪」

その時!
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