恋愛の始め方
ガッシャン!!!!

「キャッ!!」

何ー・・・?
わ、私の部屋からガラスの割れる音・・・?
ちょ、ちょっと待ってよ、嫌だよまだ死にたくない(泣)!!
でも、このままにして置けないし・・・。

見に行ってみるか・・・。
いや、でも素手で行くのは危ないよね。
うんうん、なんか持っていかなきゃぁね。

「こ、これでいっか。」
私は右手にはケータイ。左手には殺虫剤を持って階段を一段一段上がっていった。

タン、タン、タン・・・

あの大きい割れる音の後には二階からぱったりと音がしない。
逆に怖いよね。こういう雰囲気。
ケータイを握り締める手に力が入る。

とうとう二階の部屋の前。
ドアノブにかける手が震えてるのが自分でもわかる。
ヤバいよ、ここに怖い人がいるかもしれないんだ。
ホントに下手したら殺されるかもしんないよね・・・。
えぇい、もう入っちゃえ!!!

ガチャッ!!!


「えぇ!?!?」

う、嘘でしょ!?案の定私の部屋のガラスは割れていて、
窓の近くにあるベットの上には人が寝息を立てていた。
私は思わずめまいがした。

だって、私のベットの上に横たわっているのは、
憧れていた悠くんだったから。
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