☆短編集

#♀♂#


ピンポーン


「はい…」


「大丈夫…?」


私は碧矢のおでこに手を持っていった。


「熱っ!…ほら、寝てて良いよ。」


そう言うと、いつもより素直に寝床に戻る碧矢。


「なんか食べたいものは?」


「お前」


「なんか食べたいものは?」


「なーや」


「なんか元気の出るもので食べたいものは?」


「なーや…って何回言わせんだよ。」


「だって真面目に答えてくれないからでしょ!」


「手作りおかゆ…」


「ベタだけど…まあいっか。」

意外に今日はドSじゃなくて素直かも♪


なんて思いながら鼻歌混じりにおかゆを作る。


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