☆短編集
「なーや」
「ひゃふっ!?」
「ひゃふっ…ってなんだよ」
「だぁって…いきなり耳元で言うんだもん!」
「はぁ?なぁーまだ?」
かっ可愛い!とか思っちゃう自分…
「はいはい、出来ましたよ。ドS王子♪」
「んだよ…ドSって…そこは碧矢だろ。」
「じゃあ碧矢王子っ♪」
「バカップルみてぇ…」
また寝床に戻ると目の前のおかゆをじぃーっと見る碧矢。
「食べないの?」
「食べさせろ」
はい~?
じっ実は碧矢って…あーんとかするタイプなの?!
私は一口取って碧矢の口元に持っていった。
「はい、あーん」
そう言うと素直に口を開ける碧矢。
可愛い~っキュン~っ
あっという間に食べ終わった碧矢。
すると碧矢はいきなり私に抱き着いてきた。
「なっ…なによ!?」