☆短編集
2 さくらんぼ


―キーンコーンカーンコーン―


私は二ツのお弁当を持って屋上へ行く。


「深羽(しんは)センパイ!」

「うん?あ~文(あや)。」


「あめ、あげるッス!俺甘いの苦手なんで!」


「お~ありがとうっ♪」


私はコーハイ(文)からもらったあめをポケットに入れ、屋上のドアを開けた。


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