Love circumstance
あたしはまだ誰も来ていない学校に行き、当然誰もいない生徒会室へ向かった。

ガラッ。


生徒会室のドアがいつもより重く感じながらも、あたしは開けた。


一瞬開けたら神崎大翔がいたらどうしようとか思ったけど、神崎大翔の姿はないほかあの大人数の色とりどりの奴らも当たり前だけど見当たらなかった。


ホッとした気分とはまさにこのことだと実感した。


あたしは机に向かうと昨日まで大量にあった資料がきれいに片付けられていた…

あれ???
確かにあたし昨日少しはやってたけど、終わらずに神崎大翔達が来たはず…


でもあたしの目の前には全部丁寧に片付けられた資料…


誰がなんて考えなくてもわかる…


あり得ないって心では思うけど…
あのあとこの部屋にいた神崎大翔と部屋の外にいたその仲間達以外は考えられない。


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