姫に王子のくちづけを…




しばらく時間が経って



そのショッピングセンターの看板が見えてきた






「はーるーおーみ!もうすぐ着くよ!追いてっちゃうよ」




晴臣の頭をばしばし叩く


だってこうでもしないと起きそうにないんだもん





『ん~…俺のシュークリーム…』



「シュークリームなんてどこにも無いから!」




ほんと

何でこんなに手がかかる…





こんなに寝起きが悪いとは思わなかった








目の前に見えてきたバス停




「あーもう着いたよ!…マジで置いてくよ!」


『…由香里、超いたい…もう起きたから』



まだ半分目が寝てるっての!




「ほら、降りるよ!」



私はぐいぐい晴臣を引っ張ってバスから降ろした






はぁ…


何か今日思ったよりも疲れそう…






< 108 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop