姫に王子のくちづけを…
てか、話がずれまくってる!
「優香さんは何しにきたの?森永先輩はどこにいるの?今何が起こってんの?」
『落ち着いて~、今からじっくり説明したげるから~♪』
こ、この独特の喋り方は…
「な…なんで生徒会長さんまでいるの?」
これまたお久しぶりの
いつ見てもテンションが同じの生徒会長さん
『じゃあ1つづつ答えたげる
まず俺と優香ちんはこいつをつれて来るために来ました!』
『こいつ』とは
どうも彼方の事らしい…
『そんで、ちぃやんは彼方のうちに向かってるから
俺らはそっちに向かわないといけません』
ちぃやんって…
森永先輩かな?
『最後に、何が起こってんのかは
後で説明しなくても分かるからひとまず着いてきて!』
この言葉は優香さんだ
ぐいっ
え?
私は優香さんに腕をつかまれて立たされ
「何で走るんですかぁぁ~!!」
訳も分からないまま
校舎を出て走っていた…