姫に王子のくちづけを…






_________...






…私は望んだ高校で


楽しい毎日を送っていた






ある、夏休み前の金曜日



私は、離れた所に住むおばあちゃんのうちに来ていた





私達の住む所よりも田舎な町


だけど居心地はいい


…おばあちゃんが一緒にあっちに住みたくない訳がなんとなく分かるよ





私は毎回こっちに来るたびに使わせてもらっている2階の部屋にいた





明日が土曜日だからって

急いで来すぎなんだよなぁ…





おかげで時間が余ってしまったから

私は今こうやって窓を開けて夕暮れをボーっと眺めていた






『……~~』




ん?話し声…





チラッと下の道を見ると…






「ぎゃっ!…なんで!?」



そう叫んだとたん声が大きかったことに気づき

慌てて口を押さえる






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