姫に王子のくちづけを…













「なっ…」



何なのその自信満々な宣言はっ!




私は驚きで声が出せず

口がパクパクしてると言う何とも間抜けな顔でアイツを見ていた






「何で私があんたなんかに『彼方っ!』


途中でアイツに言葉を遮られ



『俺の名前あいつじゃなくて彼方、ちゃんと呼んでよ』




と言われた




「い、言わないっ!」


何で私が言う事聞かなくちゃいけないのよ





『じゃあしょうがない…』



小さな声で『お仕置きだよ』と呟き





「っぇ…」




私は







キスされた












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