姫に王子のくちづけを…
はじめて見たのは
まだ自分のことを『僕』と呼んでいた
とても小さい頃
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『何泣いてんだよデカ女~』
『ウザいっつーのー』
お母さんの友達がこの辺に住んでいるらしく
僕は強制的につれられてきたのはいいけれど
分からない話ばっかりでつまらなくなった僕は
近くの公園にでも行って来いといわれてこのあたりを散歩し始めた
そうしたら
急に公園から一人の女の子が飛び出してきた
すれ違った時にその子の瞳からは
キラキラとした雫が落ちていった
「あ、ちょっとまってよ!」
僕はその子を追いかけた