姫に王子のくちづけを…
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あれから数年後
この町の高校に行く事にした俺は親戚の家に居候させてもらい
そこから自転車で通う事にした
クラス表を見上げると
俺の隣に
忘れられない記憶の片隅にあった名前を見つけた
斉藤由香里
見つけた…
君は今でも
泣いているんだろうか…?
俺はあの頃とは比べ物にならないくらいに背が伸びた
勉強だって運動だって何でもできる
あの頃よりも強い奴になった
君は今でも
覚えていてくれるだろうか…?
そんな期待を持っていたんだ