白と黒と永遠と。
全章
白い。
世界は、どうしようもなく白く、白く、白く。
目が痛くなるほどのその純白の中に身を置き、僕はゆっくりと白い息を吐いた。
どこまでも続く、白。
どさりと、その場に倒れこんだ。
空を見上げる。
白とも、灰色とも付かない雲が、どこまでも続いていた。
そこから舞い落ちてくるもの。
ふわり、ふわり。
ゆっくりと、粉雪が舞う。
時間の進みまでも緩慢になっていくようで。
あぁ、なんて。
なんて穏やかな時間なのだろうか。
この時間が、永遠に続けばいい。
どこまでも、どこまでも。
白に覆われていけばいい。
世界は、どうしようもなく白く、白く、白く。
目が痛くなるほどのその純白の中に身を置き、僕はゆっくりと白い息を吐いた。
どこまでも続く、白。
どさりと、その場に倒れこんだ。
空を見上げる。
白とも、灰色とも付かない雲が、どこまでも続いていた。
そこから舞い落ちてくるもの。
ふわり、ふわり。
ゆっくりと、粉雪が舞う。
時間の進みまでも緩慢になっていくようで。
あぁ、なんて。
なんて穏やかな時間なのだろうか。
この時間が、永遠に続けばいい。
どこまでも、どこまでも。
白に覆われていけばいい。