甘い罠【続編】
『マスター!』
「おお、遥ちゃん!久しぶりだねぇ」
厨房にあたしと拓磨で声をかけてみる
もちろん、お兄ちゃんと亜紀ちゃんには
先に二人で座ってもらっている
『じゃあ、計画通りお願いします』
「あぁ、まかせておけ。・・・ところでさ、ちょっといいかな」
『はい?』
「俺、退職しようと思ってんだ。そこで、誰かこの店ついでくんねぇかなぁ・・・」
退職・・・?
マスターはほとんどお父さんと同い年くらいだから
結構いい年だもんね