Love Short Story's
・それはいつかの勘違い
世の中で1番怖いもの。
それは誰にだってあるものだと思う。
だから私にも世の中で1番怖いものがある。
それは・・・金髪男だ。
この話を聞いた友達は馬鹿にして笑うけど私にとっては笑い事なんかじゃないのだ。
これといった理由はないが、ただ1つ言える事がある。
金髪男は怖い。
金髪はどうしても不良に見えてしまう。というより思ってしまうのだ。
だから今まで私は髪を金色に染めている人には近づかない様にしていた。
なのに・・・どこで誤ってしまったのだろう。
目の前から金色の髪をした金髪男が歩いてくる。
“怖い”
動機が高ぶる。寒くもないのに鳥肌が立つ。足が震える。
怯えた様子の私に金髪男が気がついて私の元へゆっくりとゆっくりと近寄ってくる。
どうして?私、何かしてしまった?そんな疑問が頭に浮かびついに私は涙目になってしまった。
「え、あの。俺何もしてねぇーよな?」
は、話しかけてきた!
ただそれだけが怖くて何も言えばい状態に陥った。早くここから逃げたい。そんな事ばかり考える。
「なぁ、何か答えろよ。俺何もしてねぇーよな?何で涙目になっての?」
口調から苛立っているのがわかる。
謝った方が良いの?それとも急いで逃げるべき?
でも殴られたりしたらどうしよう・・・。
「・・・ご、ごめんなさい!」
天パっていた私はそう告げた後、走ってその場から逃げてしまった。
“怖い”
ただそれだけの感情で私は走り続けた。
「おい!待てよ。」
え?
まさか、この声はさっきの・・・。
もしかして怒って追いかけてきたの?
私は訳が分からずただ走ることに夢中になっていた。
「捕まえた、はいコレ。」
いきなり掴まれた手。
そして目の前には見慣れたカバン。
「お前落としただろ?カバン落としたら気づけよな。」
「・・・え。あ、あ、ありがとうございます!」
この金髪男、優しい人かも。
さっきとは違う優しい口調。
“金髪男は怖い”
それはいつかの勘違いだ。
end
それは誰にだってあるものだと思う。
だから私にも世の中で1番怖いものがある。
それは・・・金髪男だ。
この話を聞いた友達は馬鹿にして笑うけど私にとっては笑い事なんかじゃないのだ。
これといった理由はないが、ただ1つ言える事がある。
金髪男は怖い。
金髪はどうしても不良に見えてしまう。というより思ってしまうのだ。
だから今まで私は髪を金色に染めている人には近づかない様にしていた。
なのに・・・どこで誤ってしまったのだろう。
目の前から金色の髪をした金髪男が歩いてくる。
“怖い”
動機が高ぶる。寒くもないのに鳥肌が立つ。足が震える。
怯えた様子の私に金髪男が気がついて私の元へゆっくりとゆっくりと近寄ってくる。
どうして?私、何かしてしまった?そんな疑問が頭に浮かびついに私は涙目になってしまった。
「え、あの。俺何もしてねぇーよな?」
は、話しかけてきた!
ただそれだけが怖くて何も言えばい状態に陥った。早くここから逃げたい。そんな事ばかり考える。
「なぁ、何か答えろよ。俺何もしてねぇーよな?何で涙目になっての?」
口調から苛立っているのがわかる。
謝った方が良いの?それとも急いで逃げるべき?
でも殴られたりしたらどうしよう・・・。
「・・・ご、ごめんなさい!」
天パっていた私はそう告げた後、走ってその場から逃げてしまった。
“怖い”
ただそれだけの感情で私は走り続けた。
「おい!待てよ。」
え?
まさか、この声はさっきの・・・。
もしかして怒って追いかけてきたの?
私は訳が分からずただ走ることに夢中になっていた。
「捕まえた、はいコレ。」
いきなり掴まれた手。
そして目の前には見慣れたカバン。
「お前落としただろ?カバン落としたら気づけよな。」
「・・・え。あ、あ、ありがとうございます!」
この金髪男、優しい人かも。
さっきとは違う優しい口調。
“金髪男は怖い”
それはいつかの勘違いだ。
end