Love Short Story's
・机に残したラブレター
お父さんの仕事の都合で私が転校する事になった。
それは本当に急で引越しは明後日だと告げられた。
「転校しても、メールとか送ってね!」
「私達の事、忘れないでよ!」
「ずっと友達だからね・・・!」
涙ぐんだ友達を目の前にすると、さすがの私も涙を堪え切れなかった。
ずっと仲が良かった人達と離れる事は本当に寂しい事だ。
「ユキナ、山本くんはいいの?」
「・・・山本には、ちゃんと告げてくるよ。」
山本というのは私の片思い相手の事だ。
山本は私を馬鹿にしてきたりしたけれど、たまに困っていると助けてくれたりと優しい所もあるいい奴なのだ。
・・・―
そして、転校する1日前の放課後。
私1人、誰もいない教室に残っていた。
微かに教室のカーテンからオレンジ色の光が射し込む。
そんな中、私は筆箱からシャーペンを取り出した。
このシャーペンには色々な思い出が詰っている。
なんてったって山本から貰った物なのだから。
そのシャーペンを手に持ち、山本の席へと座った。
山本の机には、ほんの少しの落書きと消しゴムのカスがあった。
消しゴムのカスを手で掃い、机に山本への想いを書いた。
山本へ
いつも馬鹿にしてくる山本はムカついてたけど、本当は好きだったよ。
私を馬鹿にしてくる山本は、私よりか馬鹿だよ!
だけど、そんな山本が好きだから。
私は遠くに行っちゃうけど、この想いは変わらないと思う。
それでは、お元気で。いつかまた会えるといいな。
それは本当に急で引越しは明後日だと告げられた。
「転校しても、メールとか送ってね!」
「私達の事、忘れないでよ!」
「ずっと友達だからね・・・!」
涙ぐんだ友達を目の前にすると、さすがの私も涙を堪え切れなかった。
ずっと仲が良かった人達と離れる事は本当に寂しい事だ。
「ユキナ、山本くんはいいの?」
「・・・山本には、ちゃんと告げてくるよ。」
山本というのは私の片思い相手の事だ。
山本は私を馬鹿にしてきたりしたけれど、たまに困っていると助けてくれたりと優しい所もあるいい奴なのだ。
・・・―
そして、転校する1日前の放課後。
私1人、誰もいない教室に残っていた。
微かに教室のカーテンからオレンジ色の光が射し込む。
そんな中、私は筆箱からシャーペンを取り出した。
このシャーペンには色々な思い出が詰っている。
なんてったって山本から貰った物なのだから。
そのシャーペンを手に持ち、山本の席へと座った。
山本の机には、ほんの少しの落書きと消しゴムのカスがあった。
消しゴムのカスを手で掃い、机に山本への想いを書いた。
山本へ
いつも馬鹿にしてくる山本はムカついてたけど、本当は好きだったよ。
私を馬鹿にしてくる山本は、私よりか馬鹿だよ!
だけど、そんな山本が好きだから。
私は遠くに行っちゃうけど、この想いは変わらないと思う。
それでは、お元気で。いつかまた会えるといいな。