悪魔の口付け


彼は私近づき、耳の近くでこう言った。


「また…会おうね。」



また…?

彼の低音ハスキーな声が私の頭に響いている。

最近どこかで聞いたような声…。



気づけば彼はあの輪の中にいた。




「ちょっとちょっと初音ー!?」


「な、何?」


「なんで今ガク先輩と喋ってたの!?」


「ただ落としたお金を拾ってくれただけだよ。」


「いーないーなぁ!!」



そんな喜ばれても;;
おかげで先輩方がこっちを軽く睨んでたよ…。


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