ダンデライオン

しばらく指定された席に座っていると悠斗くん達、出演者と監督がステージに現れた。
沸き上がる歓声。それに応えて観客のあたし達に手を振る。


本物の悠斗くんを初めて見たあたしは感動で声が出ない。

大好きな、あの悠斗くんがこんな近付くにいる−。

それだけで胸がいっぱいだった。


司会者が司会者や監督にいろいろと質問をする。

「−…では、主演の眞壁さんにお伺いします。初めて主演を努めていかがでしたか?」

「はい、まず初めにオファーを頂いたとき僕には責任が重すぎて、すぐには承諾できませんでした。
撮影では全てが新鮮で、大先輩の皆さんに支えて下さったおかげで楽しく演じることが出来ました。」

そう真剣に話す、悠斗くん。手を伸ばしたら届きそうなこの距離が遠いよー…
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