ダンデライオン
教室では、クラスのみんながお祝いしてくれた。
このクラスでよかったと心から思った。
昼休み、いつものように咲智と阿由葉とご飯を食べていると、咲智がにやにやしながらあるモノをあたしに渡した。箱に入った、なにかわからいモノ。
「じゃーん!」
咲智が蓋を開けるとそこには、ホールのケーキ。苺が乗ったチョコケーキ。
「誕生日おめでとう!咲智さまの手作りですよ!」
「ありがとう…」
咲智、嬉しいよ。
あたしって愛されてるなって今日つくづく感じる。
「泣かないでー!」
「泣いてないっ…」
「ほら、食べてよー!」
少し不格好なケーキだけど、味はどんな高いケーキより美味しかった。優しい、味。
また涙が溢れた。
このクラスでよかったと心から思った。
昼休み、いつものように咲智と阿由葉とご飯を食べていると、咲智がにやにやしながらあるモノをあたしに渡した。箱に入った、なにかわからいモノ。
「じゃーん!」
咲智が蓋を開けるとそこには、ホールのケーキ。苺が乗ったチョコケーキ。
「誕生日おめでとう!咲智さまの手作りですよ!」
「ありがとう…」
咲智、嬉しいよ。
あたしって愛されてるなって今日つくづく感じる。
「泣かないでー!」
「泣いてないっ…」
「ほら、食べてよー!」
少し不格好なケーキだけど、味はどんな高いケーキより美味しかった。優しい、味。
また涙が溢れた。