ダンデライオン
第2章
僕の気持ち
それから二週間程が経って、悠斗くんの映画が公開された。そんな忙しい日に、悠斗からまさかのメールが届いた。
『今日いっぱいテレビ出るからチェックよろしく★』と短いメール。でもまさか本当にメールしてくれるだなんて夢にも思ってないあたしは嬉しくて、部屋中を何回往復したかわからない。わーわー小さな悲鳴のようなモノを上げて。
私はその営業のようなメールでもすごく嬉しくて、保存してしまった。込み上げる、幸せに頬が緩む。
ああ、私って幸せ!
そう叫びたい。
私は緊張で震える指で返信を送る。『はい、チェックします!お仕事頑張ってください♪』
思わずハートの絵文字を癖で入れてしまいそうになったけど、なんとか堪えることができた。男の人にハート送るのよくないって聞くし。
私は何度も文を確認していつもより重い親指を動かし、送信ボタンを押した。
「あー!と、届いた…」
携帯をベッドに放り投げ、ベッドに顔を沈める。
―送っても、よかったよね?
『今日いっぱいテレビ出るからチェックよろしく★』と短いメール。でもまさか本当にメールしてくれるだなんて夢にも思ってないあたしは嬉しくて、部屋中を何回往復したかわからない。わーわー小さな悲鳴のようなモノを上げて。
私はその営業のようなメールでもすごく嬉しくて、保存してしまった。込み上げる、幸せに頬が緩む。
ああ、私って幸せ!
そう叫びたい。
私は緊張で震える指で返信を送る。『はい、チェックします!お仕事頑張ってください♪』
思わずハートの絵文字を癖で入れてしまいそうになったけど、なんとか堪えることができた。男の人にハート送るのよくないって聞くし。
私は何度も文を確認していつもより重い親指を動かし、送信ボタンを押した。
「あー!と、届いた…」
携帯をベッドに放り投げ、ベッドに顔を沈める。
―送っても、よかったよね?