世界で一番好きな人



最後の方で




私が初めて彼等を知ったときの曲が流れた







その時、近くの床まで走ってきて




本当に近くまで来てくれて……





ハイタッチをしてくれた


いや……どちらかというと



ロータッチ…



そしたらちょっと「あっ」


って、マイクに入らないくらいちっちゃい声で裕君が言っていたのが聞こえた。




多分、私にしか聞こえていない声。




なんで「あっ」って言ったのかはわからないけど


私にしか聞こえていないってことで嬉しかった。


それに……目が合ったし


多分裕君が私をみてなにかを思ってくれたってことだから………


最高に嬉しかった。




本当に…………






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