世界で一番好きな人
ねぇ裕くん
私の初めてはあたながいいって
ずっとずっと思っていたんだよ
それが叶ったことが
今も信じられなくて
でもそれよりも
すごくすごく嬉しくて
幸せで
時間が止まって欲しいって
この短い時間で
何度思ったんだろう
「ゆ…う…くん」
「彩、愛してる」
裕くんの手はとても優しくて
暖かくて、でも男らしくて
私には勿体ないくらいで
それでも裕くんに応えようと
必死で抱きついて
終わったあともずっと
抱き合っていた
「彩、起きてる?」
「えっ…!////」
目の前に裕くんの顔があった
知らないうちに寝てしまっていたみたい
「ふっかーわいいなぁ
そろそろ帰らなきゃいけないんじゃない?
着替えないとww」
「へ?…!!????//////」
寝ぼけていた私は
裸だったことを忘れていた
恥ずかしい…
「彩はきれいだよww
恥ずかしがるなんて
勿体ないよー」