世界で一番好きな人






ねぇ裕くん



私の初めてはあたながいいって
ずっとずっと思っていたんだよ




それが叶ったことが
今も信じられなくて
でもそれよりも
すごくすごく嬉しくて
幸せで




時間が止まって欲しいって
この短い時間で
何度思ったんだろう





「ゆ…う…くん」





「彩、愛してる」





裕くんの手はとても優しくて
暖かくて、でも男らしくて
私には勿体ないくらいで





それでも裕くんに応えようと
必死で抱きついて




終わったあともずっと
抱き合っていた





「彩、起きてる?」



「えっ…!////」



目の前に裕くんの顔があった



知らないうちに寝てしまっていたみたい




「ふっかーわいいなぁ

そろそろ帰らなきゃいけないんじゃない?
着替えないとww」



「へ?…!!????//////」




寝ぼけていた私は
裸だったことを忘れていた



恥ずかしい…




「彩はきれいだよww

恥ずかしがるなんて
勿体ないよー」






< 48 / 58 >

この作品をシェア

pagetop