世界で一番好きな人
急いで下を着て出たら
部屋に裕くんはいなかった
「え…?」
でもベッドの上に
私の荷物が置いてあった
…こんなお別れ…?
もう会えないのかな…
自惚れにも、本当に
愛してもらってるって
思ったんだけどな
違った…みたい
ゆっくり鞄をとって
部屋から出…
「!!!?????」
ようとした時、
玄関のすぐ横の部屋のドアから
裕くんが出てきて
強く抱き締められた
「いなくなったと思った?」
「…はい///」
「そんなわけないじゃん
彩、また電話するから
会おうね。
いつになるか分からないけど
メールもいつでもして
ワン切りでもいいよww
絶対気づくから。」