《企》Loveゲーム
「絶対好きになってもらうから」
トマトジュースを一気飲みしたアイツは強い眼差しで言った。
そんな強く言われると否定したくなるのが本能
「無理無理」
「じゃあ…ゲームしようぜ?」
また?
今度は何のゲームよ
「好きになったら負け。
っていうか、俺が惚れさせてやるから覚悟しとけ」
「馬鹿じゃないの?」
「馬鹿でもいいよ。
でも、俺は諦めねぇから」
「勝手にどうぞ。
朝の電車違う経由にしよ」
「ひどっ…」
「何度でもどうぞ」
絶対に惚れないんだから