《企》Loveゲーム
「ゲーム?」
王様ゲームとか言わないでよ?
今時流行らないって...
「俺のこと好きになったら負け」
「はぁ!?」
「これがゲームの内容」
ふざけてる。
たったいま知り合ったばかりなのに
好きになったら負け?
絶対に好きにならない
「あたしやらない」
「ただのゲームだよ?」
「ただのゲームじゃないから。
あたし帰る。」
席を立とうとしたら
高橋拓に腕を掴まれた
「もうゲームオーバー?」
「はっ?」
「ゲームは開始されてるよ。
俺がタイトル言った時からね?」
めちゃくちゃ過ぎる。
「早くも好きになっちゃった?」
「なわけないでしょ?」
「だよね。
じゃなきゃゲームしている意味がない
お互い好きに攻撃していいんだよ?
言っとくけど俺はどんどん攻めるから。」