《企》Loveゲーム


「ゲーム?」


王様ゲームとか言わないでよ?

今時流行らないって...

「俺のこと好きになったら負け」



「はぁ!?」



「これがゲームの内容」


ふざけてる。
たったいま知り合ったばかりなのに
好きになったら負け?


絶対に好きにならない


「あたしやらない」


「ただのゲームだよ?」


「ただのゲームじゃないから。
あたし帰る。」


席を立とうとしたら
高橋拓に腕を掴まれた


「もうゲームオーバー?」


「はっ?」


「ゲームは開始されてるよ。
俺がタイトル言った時からね?」


めちゃくちゃ過ぎる。

「早くも好きになっちゃった?」



「なわけないでしょ?」


「だよね。
じゃなきゃゲームしている意味がない
お互い好きに攻撃していいんだよ?
言っとくけど俺はどんどん攻めるから。」



< 2 / 33 >

この作品をシェア

pagetop