《企》Loveゲーム
駅までの道はネオンできらびやかに照らされていて、沢山の人が行き交っていた。
そういえばこの近くには
キャバクラとかホストクラブといった、夜の仕事場が沢山あったんだ。
そんなことを考えながら歩いていると、
「ねぇ、そこの子~」
振り向くと中年の男の人が立っていた。
「なんですか?」
「君可愛いからさ、ここでちょっと働いただけで、沢山お金貰えるよ~?
ねぇ、働いてみない?」
「ここ」とは
一般に言えば風俗店
お金に興味ないし。
そう思い断ろうとしたけど
「まずは店に行ってみよっか~」
「ちょ、ちょっと!!
離してよっ!!!」
「こんな時間に一人で歩いてるって事は、まんざらでもないんだろ?」
さっきまでの口調とは打って変わって、口が悪くなった。