《企》Loveゲーム
「なんでそんなにあたしに構うの?」
聞いてしまった。
なんとなく…
答えは分かっていたんだ
それでも聞いてみたくて…
あたしを助けてくれた拓を
少しだけ許してあげようと思ってたりする。
不思議だよね。
さっきまであんなに怒ってたのに、たった1つの事でこんなにも考えが変わるって…
「そりゃ、好きだからじゃん?
好きだから勝手に体が動いて
役に立ちたいと思うし、
もっと関わりたいって思うんだよ。」
「ふ~ん。そっ」
あたしなりの照れ隠し
そっけないのは
ちょっとの嬉しさを隠す為
「もしかして、ちょっとは見直してくれた?」
「ちょ、ちょっとだけだから。
まだアンタの事全然知らないから、完全には許してないから…」