《企》Loveゲーム




「それって、まだ先があるってことだよね?」




「さ、さぁ…」



「照れ隠し?」



「なっ////」



気づかれた?


恥ずかしい…


でも、こんな感情初めてかも。


「とりあえず、ここから出るか」



「う、うん」



行き先も告げずに歩き出す


お互い無言で
満月とネオンが照らす
街を歩く。



拓の後ろ姿は男で
あたしはさっきからあの逞しい腕に目がいってしまう。



なんで?



ありえない。



あたしの脳内にアイツがいる。



追い出したいと思うし度に深く入り込んでくる。



こんなはずじゃないのに…



「どうした?」



あたしの異変に気付いたのか声をかけてきた。


馬鹿。今こっち向かないでよ。



だって……
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