《企》Loveゲーム
「顔、赤いよ?
熱でもあるの?」
ニヤリと口角をあげ
不敵な笑みを浮かべる拓
それがやけにムカつくけど
何も言い返せないあたし。
顔が赤くなったのは
誰のせいよ!!
紛れもなくアンタのせいなんだから!!
悔しい…
悔しい…
だからあたしは……
「ゲーム、受けてたってやってもいいけど」
「えっ?」
「好きになったら負けっていうゲーム」
あたしが負かしてやる。
「いいの?後悔しちゃうかもよ?」
「あたしが負けるわけないから。首洗って待ってたら?」
言っとくけどあたしは手強いから。
「ははっ、面白いじゃん。」
「でしょ?」